VRSJ2023オーガナイズドセッション
「Avatar XPRIZE その経緯、結果と今後」
開催日:
2023年9月12日(火) 15:30 〜 16:50
開催場所:
第28回バーチャルリアリティ学会大会内,オーガナイズドセッション
東京都⽴多摩産業交流センター 東京たま未来メッセ 会場A
講演概要:
テレイグジスタンス社会を目指す世界的なコンペティションであるAVATAR XPRIZEが2022年11月に幕を閉じた。このOSでは、AVATAR XPRIZEの生まれるまでの経緯、コンペティションの全容、日本からのファイナリストの思い、そして、優勝チーム(ボン大学)のオンライン講演を行い総括する。そのうえで、競技会が終了して、次の段階としてテレイグジスタンス社会実現に向けて何を行ってゆくべきかを議論する。
講演:
講演1: AVATAR XPRIZEが生まれるまで 舘 暲(東京大学名誉教授)VIDEO
講演2: ANA AVATAR XPRIZEの全容 深堀 昂(avatarin 代表取締役CEO)
講演3:Development of a cybernetic avatar to embody human telepresence(Janus) Rafael Cisneros Limon(CNRS-AIST Researcher)
講演4:Team Last Mileの挑戦と今後の活動 春名正樹(三菱電機 主席技師長 )
l 優勝チームNimbRoの紹介
総合討論ファシリテータ:
南澤 孝太(慶應義塾大学)
主催:
テレイグジスタンス研究委員会
詳細:
OS概要:
テレイグジスタンス社会を目指す世界的なコンペティションであるAVATAR XPRIZEが2022年11月に幕を閉じた.本コンペティションは2018年から5年にわたりXPRIZE財団主催の賞金レースとして開催されており,AVATAR XPRIZEではテレイグジスタンスがテーマに選定された.そこで本OSでは,総合討論ファシリテータとして慶應大 南澤 孝太 先生の司会の元,まず筆頭講演として,東京大学名誉教授 舘 暲 先生から,コンペティションのテーマにテレイグジスタンスが選定されるまでの過程が詳説された.次にANA AVATAR XPRIZEの全容について,avatarin 代表取締役CEO 深堀 昂 氏からANA社に在籍時に描おたテレイグジスタス技術の社会普及戦略と出資に至る経緯について講演を賜った.AVATAR XPRIZEファイナリストとして,2件の講演を頂き,CNRS-AIST Researcher の Rafael Cisneros Limon 氏から,積極的に二足歩行ロボットを用いたテレイグジスタンス環境を,また三菱電機 主席技師長 春名正樹 氏より,車輪走行系を用いた可搬性のある車体構成を特徴とした競技結果がそれぞれ紹介された.優勝チームである「NimbRo」もまた車輪走行系を用いており,圧倒的な移動安定性のみならず,テレイグジスタンスとしての操作安定性を有していることがレポート動画を通してOS参加者と共有された.テレイグジスタンス関連技術を中核としたベンチャーが複数設立されているという現況の最中,世界的なコンペティションが閉幕したことは,賞金レースを経た社会実装を目指すXPRIZE財団の理念が結実する瞬間を目の当たりにしているかのようなOSであった.