第1回テレイグジスタンスシンポジウム
多数のご来場を誠にありがとうございました.
開催趣旨
テレイグジスタンスは,人間が現前に現存する空間とは別の空間を,高い臨場感をもって体験し行動することを可能とするとともに,自己の存在感をその空間へ拡張するものであり,バーチャルリアリティ技術・ロボット技術・通信技術を極め,統合することにより可能となります.テレイグジスタンスの展開領域としては,従来から研究開発が進められている医療応用や災害や事故現場への適用にとどまらず,米国企業を中心としてオフィスワークへの遠隔地からのロボットを介した参加や病床の生徒の遠隔通学などの新規分野へも進出しており,テレイグジスタンスが社会の中で根付き始めています.更に,現代社会の特徴であるグローバル化と高齢化や核家族化の流れの中,コミュニケーションの高度化へのニーズが益々高まっており,テレイグジスタンス技術の発展への期待は一層加速されると予測されます.
そこで本シンポジウムでは,これまでの研究によって培われたテレイグジスタンス技術を俯瞰するとともに,福島原発事故におけるロボットを用いた復旧作業支援における教訓や,産学連携によるテレイグジスタンス技術の実用化の取り組み,五感情報伝達のための高速ネットワークインフラストラクチャの発展,ロボットと人とのコミュニケーションに関する知見を共有し,次の10年・20年におけるテレイグジスタンスの可能性を模索します.
日時・場所
平成24年6月5日(火)14:30 ~ 18:30
慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館2F 藤原洋記念ホール
アクセス方法:
協生館(日吉キャンパス正門右) http://www.kcc.keio.ac.jp/access/index.html
藤原洋記念ホール(右下のS04) http://www.kcc.keio.ac.jp/floor/floor_2f.html
プログラム
14:30 | 開場 | |
講演 第1 部 | ||
14:45 | 開会挨拶 | |
14:50 | 「テレイグジスタンス―その目指すもの」 | |
舘 暲 慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特任教授 国際バーチャルリアリティ研究センター センター長 |
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15:20 | 「Quince による福島第一原発対応」 | |
田所 諭 東北大学大学院情報科学研究科 教授 国際レスキューシステム研究機構 会長 |
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15:50 | 「人体にリスクのある作業の代替を目指して」 | |
和田貴志 旭光電機株式会社 取締役技術部長 |
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16:10 | 休憩 | |
講演 第2 部 | ||
16:20 | 「超高精細映像コミュニケーションとそのネットワークへの要求」 | |
藤井竜也 NTT 未来ねっと研究所 主幹研究員 |
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16:40 | 「人工知能研究者から見たアバタロボット」 | |
今井倫太 慶應義塾大学理工学部 准教授 |
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17:00 | パネルディスカッション | |
17:30 | 交流会/ テクニカルツアー(参加費無料) | |
交流会 / テクニカルツアーのご案内
シンポジウム終了後に1 時間程度の交流会を開催します.また,交流会の一環として30 分程度のテクニカルツアーを行います.テレイグジスタンス・触覚伝送・3D 映像などに関する最先端の研究成果をご体験いただけます.(参加費無料・要登録)
・交流会は藤原記念ホール付近の会場にて実施予定です.
・テクニカルツアーは交流会会場から係の者がご案内致します.
主催
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 国際バーチャルリアリティ研究センター IVRC: International Virtual Reality Center info@ivrc.org http://ivrc.org/ |
更新日 2012年12月8日 4:55 pm